ファブリックソファの
お手入れ術
お手入れ術
ファブリック素材の家具は、日々のケアと1年に数回のスペシャルケアをすることで、より長く暮らしに寄り添うアイテムとなります。今回は『半年に1~2回行うスペシャルケア』『日々のルーティンとして行うケア』『何かをこぼしたなどの応急処置』の3つのケアの方法をご紹介します。
TIMELESS COMFORTで取り扱っているファブリックソファは、お手入れの負担を少なくするために、すべてカバーリング仕様になっています。汚れ具合をみてカバーをはずし、ドライクリーニングに出しましょう。おうちの洗濯機で洗うのは避けてください。
クリーニングに出すまでもない汚れの場合は、布(合成繊維)専用のUNITERS Far East(ユニタスファーイースト)のテキスタイルケアキットを使ってください。TIMELESS COMFORTの店頭、オンラインストアなどで購入できます。クリーナーと専用のスポンジ、タオルがセットになっているので、初心者の方にもおすすめ。ソファカバーだけでなく、布張りのチェアやカーテン、ラグにも使えます。
① 「テキスタイルクリーナー」を布地部分に吹きかけます。
② 付属のハンドタオルに手を入れて撫でるようにして汚れを取っていきます。
*取れない汚れは付属のスポンジで擦ってみてください。
③ しばらくそのままにして自然乾燥し、手で触って乾燥を確認したら「テキスタイルプロテクターWプラス」を吹きかけます。これで外部の汚れや水分から布地をガードしてくれる効果が期待できます。再び自然乾燥させて完了。
*購入したばかりのファブリックソファに「テキスタイルプロテクターWプラス」を吹きかけておくと、汚れを防いでくれるのでおすすめです。
ソファに座ったときに、5分ほどでできるケアを毎日の習慣にしましょう。クッション裏や隙間にたまったゴミを、クッション用のブラシやコロコロで取るだけです。ブラシをかけるときは、クッションの表面の毛の流れを整えるようにするのがポイント。こうした小さな心がけが、ソファの傷みや汚れを防いで長く愛用することができます。
ソファでまったりとコーヒータイムを楽しんでいたら、うっかりコーヒーをこぼしてしまって大慌て、なんてことありますよね。目立つし、シミになるし、一刻も早く対処したいけど、どうしたらいいのかわからない。こんな緊急事態が起きたとき慌てないように、「シミ汚れ専用のクリーナー」を常備しておくことをおすすめします。
カバーリングの場合は、すぐにクッションを取り出して、汚れの裏側にタオルを当て、クリーナーを汚れた部分にトントンと軽く叩くようにして馴染ませます。数分おいてから、水で湿らせたタオルで再びトントンと叩きます。これを数回繰り返せば、きれいに汚れが取れます。コーヒーやしょうゆなどは、時間を置けば置くほど生地に汚れが浸透して落ちにくくなるので手早く行ってください。布張りソファの場合も同様に行います。
今回はDr.Beckmannのステインローラーを使用しました。オンラインストアでの取り扱いはございませんが、店頭では取り扱いがある商品です。
ファブリックソファでもレザーソファでもお手入れ次第で何年、何十年と使えるもの。良質のものをいい状態で保ち、心地いい空間をキープして心豊かな暮らしを楽しみましょう。
撮影・動画/上端春菜(bean)
アートディレクション・文/小橋太郎(Yep)