スタッフ発!季節のおすすめレシピ 6
Column・2022.12.20
毎日の暮らしに彩りを与えてくれる「食卓の楽しみ」。
料理が得意なスタッフが季節に合わせたオリジナルレシピをお届けします。
おばあちゃんのお雑煮
私は元々人混みが苦手で、帰省ラッシュのお盆やお正月には1人でじっとしていることがほとんどです。
実家に帰らない年末年始は、毎年東京にある友人の実家でご飯を振る舞って頂き、次の日の朝には一緒に友人のお母さんが作ってくれたお雑煮を食べるのが恒例になっています。
友人宅のお雑煮は関東のシンプルな具材に、あっさりとした澄まし汁のような優しい味付けです。
一方、北陸にある私の実家の祖母が作るお雑煮は、昆布だしをベースに醤油とみりんで味を調えた田舎風の味付け。レシピに残しておらず、祖母から母へと受け継がれてきた作り方だそうです。
豪快な祖母らしいお雑煮のレシピを今回はご紹介します。
お雑煮(2~3人分)
■材料
(A)
水 800ml
昆布 80g
(B)
酒 大さじ2
みりん 大さじ2
醤油 大さじ2
塩 小さじ2分の1
生の殻付き甘えび 3~4尾
鶏のもも肉 200g
人参 100g
ごぼう 50g鰯のすりみ 80g(ない場合はかまぼこなどでも良い)
切り餅 お好みで
万能ねぎ お好みで
鶏肉、油揚げは食べやすい大きさに切ります。
にんじんは(一応)飾り切り。上手い下手じゃなくて、愛らしいか、じゃないかが大事だそうです。笑
ごぼうはささがきに。この包丁捌きには自信気な祖母。
切ったごぼうは水にさらしてあく抜きをしてあげてください。
昆布でとった出汁に、とりもも→甘えび→油揚げ→ごぼう→すりみ→人参の順に入れて火を通します。
火が通ったら(B)の調味料で味付けをします。
餅は焼いても!茹でても!お好みの個数で。
私は焼いた餅派。焼餅の香ばしさと、お雑煮の出汁との相性がたまりません。
お好みで薬味のねぎをかけて召し上がれ。
お正月らしく、赤と黒の漆器の汁椀でしつらえました。
今年は実家に帰って、祖母に教わったお雑煮をふるまってみようと思います。
今年の年末年始は、みなさんどのように過ごされる予定でしょうか。