毎日の料理が楽しく、おいしくなる。そんな一冊を不定期にご紹介していきます。たくさんの料理本の中からこれぞと思う一冊をTCスタッフが選びました。料理好きな人にも苦手な人にも役立つ知恵がいっぱい詰まっています。今回は、人気料理研究家・大橋由香さんの新刊『はじめてのストウブ無水調理』（主婦と生活社）。本の中から「豚バラ肉とピーマンの甘みそ蒸し」と「鮭のねぎ塩蒸し」のレシピをご紹介します。
調理がシンプル
基本的に調理はすべて、鍋に材料を重ねて入れて中火にかけ、ふたのすきまから蒸気が出たら、ごく弱火にして加熱するだけ。あとはストウブにまかせておけば、ほったらかしでもおいしい料理が次々でき上がります。
調味料が少ない
水を加えずに調理するので、使う調味料は最小限でOK。食材の味が凝縮され、野菜の甘み、肉や魚のうまみが最高の調味料がわりに。たとえば塩のみで味つけするだけでも、しみじみおいしい料理が誕生します。
野菜が抜群においしくなる
ストウブで無水で調理すると、野菜にはじんわり火が入り、甘みやうまみが引き出され、びっくりするほどおいしくなります。玉ねぎ、にんじん、じゃがいもはぐっと甘く、キャベツはくたっとして、どっさり食べられます。
油少なめでヘルシー
使う油は最小限でも、十分おいしくなるのがストウブの特徴。鍋の内側には黒マット・エマイユ（ホーロー）加工がほどこされているので、こげつきにくいのも利点。上手にカロリーダウンしつつ、体も心も大満足できます。
『はじめてのストウブ無水調理』より
この本では、ストウブの代名詞の煮込みから蒸し煮、炒めもの、焼きもの、ごはんものなど調理法別でさまざまなレシピが紹介されています。ストウブ無水調理が初めての方も本のレシピ通りに作れば、日々のごはん作りがぐっとラクに、楽しく、おいしく生まれ変わります。
重ねるだけ鶏肉じゃが
鶏むね肉となすの南蛮煮込み
鶏もも肉とキャベツ、
ごぼうのゆずこしょう蒸し
ワンストウブナポリタン
ワンストウブ明太クリームペンネ
レバーの赤ワイン煮
アラビアータソースハンバーグ
『はじめてのストウブ無水調理』
定価 1,680円（税込）
主婦と生活社の料理の本Instagram（@ryourinohon）
主婦と生活社（HP）
料理研究家、神奈川県厚木市のストウブビストロ「はるひごはん」店主。調理学校を卒業後、フレンチレストランなどで経験を積み、結婚、出産を経て2014年にお店をオープン。企業のレシピ開発、雑誌やWEBでのレシピ紹介、イベント講師等で活躍中。オンライン料理教室、YouTube「ずぼら料理教室」主宰。2011年よりツヴィリング J.A. ヘンケルス ジャパンから依頼を受け、百貨店での調理デモンストレーションを全国で開催。食と運動の大切さを広めるべく、2023年にパーソナルジム「はるひボディプラス」をオープン。著書に『「ストウブ」だから手間なしでおいしい無水煮込み』『「ストウブ」だから野菜がおいしい無水煮込み』など多数。
はるひごはん ストウブビストロ×厚木野菜
神奈川県厚木市幸町1-14
https://haruhigohan.com/
撮影／木村拓（東京料理写真）
スタイリング／大畑純子
アートディレクション／小橋太郎（Yep）
