JULIE ROUND EXTENSION DINING TABLE
& ecruxe home CHAIRS
& ecruxe home CHAIRS
リニューアルしたJULIE ROUND EXTENSION DINING TABLEと、ecruxe homeの新作の椅子たちをご紹介。それらを主役に、スタイリストの河野亜紀さんが素敵なスタイリングを披露してくださいました。
ジュリー ラウンド エクステンション ダイニングテーブル
XANDER DESIGNS(サンダーデザイン)シリーズの、JULIE ROUND EXTENSION DINING TABLEがリニューアルしました。見た目にはほぼ変わりありませんが、無垢材だった天板を突き板に。それにより無垢材ならではの経年変化による反りや歪み、割れなどが起きにくくなり、より扱いやすくなりました。ただし、天板のエッジと脚部は以前と同じく無垢材を使用。エッジに触れた時の柔らかい肌触りや風合いはそのまま、日々の暮らしに寄り添うとても扱いやすいテーブルになっています。色&素材は、写真のシックなダークブラン色のポプラ材と、明るくナチュラルな色のホワイトオーク材の2種類が揃います。
コンテチェア
ecruxe homeシリーズに新たな椅子も加わりました。写真はCONTE CHAIR/コンテチェア。フレームと脚部がスチール製、背もたれはウェルナット材もしくはオーク材の突板を張った成形合板、座面は合成皮革という異素材を絶妙に組み合わせた仕様です。背もたれはブラウン(ウォルナット突板)とナチュラル(オーク突板)の2種類から選べます。ミッドセンチュリー期のデザインを彷彿とさせる、ゆるくカーブした背もたれとそれを支えるフレーム、そして華奢な脚が印象的なチャーミングな椅子です。
背もたれのカーブは、人間工学に基づき、三次元曲面成形技術による成形合板により背中に心地よくフィット。座面には程よいクッション性があって、座り心地も抜群です。ダイニングチェアとしてだけでなく、長時間座っているデスク用の椅子としてもおすすめ。合成皮革の座面は汚れても拭き取ればO Kで、お手入れがラクなのも嬉しい椅子です。
カリナ スツール
人気のCARINA CHAIRと合わせて使って頂けるよう、新たに発表したCARINA STOOL/カリナスツール。座面がかごめ編みになった軽やかなスツールです。かごめ編みの部分は、まるで天然のラタンのような仕上がりの樹脂製です。耐久性があり、天然ラタンのように毛羽立ちやささくれが起きないので洋服や皮膚に引っかかることもありません。脚やフレーム部分はこちらも耐久性に優れたラバーウッドを使用。色はブラウンとナチュラルの2色が揃います。
2~4脚ならスタッキングも可能で、使わない時は重ねて置けます。来客用のダイニングチェアとしてもぴったり。ダイニング、玄関、キッチン、バスルームなど、ちょっと座りたい場所に置いたり、持ち運んだりでき、1つあると重宝しそうな、軽くて持ち運びもしやすいスツールです。
他にも新作のCURUBU CHAIR、先に発表したばかりのCARINA CHAIR、BELTA CHAIRと、前シーズンに続き今シーズンも新作椅子が目白押し。JULIE ROUND EXTENSION DINING TABLEと新作の椅子やスツールを使用し、スタイリストの河野亜紀さんに、2通りのスタイリングをして頂きました。
まずは、単身もしくは2人暮らしを想定したダイニングです。コンテチェアのフレームと脚、座面に用いられた黒を基調にし、ブラウンの木目の家具で揃えました。マニッシュで、かつミッドセンチュリー期を彷彿とさせるスタイルのインテリアです。「椅子の黒いスチールに合わせて、スタンドランプもベースが黒いものを選んでみました。アートやミラーのフレーム、花器や時計など、小物にも黒いものを選んでマニッシュさをプラス。温かみのあるブラウンの木目の家具の中に、黒いアイテムを散りばめることで空間がキリリと引き締まります。そしてチェスト横のスタンドランプや、チェスト上のポータブルランプといった具合に間接照明を置いていくと、リラックス感のあるムーディーな雰囲気が演出できます。大きめのアートはあえてラフに床に置き、濃い緑の葉の観葉植物を多めにあしらって、マニッシュかつシックでありながら抜け感や心地よさを感じられる空間を目指しました」と河野さん。
深いブラウンの木製家具に黒を効かせた、かっこよさと同時に、温かみと懐かしさを感じるスタイル。家具は目指すスタイル、今回の場合はミッドセンチュリー期を踏襲するデザインのものを選ぶのがスタイリングを成功へと導く第一歩。丸みのあるデザインや木製のものを選ぶことでハードになり過ぎない仕上がりが実現します。さらに照明づかいで温かさを演出。マニッシュなインテリアには、葉色が濃く、葉形のしっかりとした植物を選ぶのもポイントのようです。
使用したのは、XANDER DESIGNSのJULIE 2DOOR LOW CABINET。ミッドセンチュリー期の北欧家具を彷彿とさせるデザインで、木目の美しいポプラ材を使用しています。滑らかに両サイドに引き込める巻戸がデザインのポイントになっています。
次はアクティブシニアのご夫婦の暮らしを想定したスタイリングです。
普段、夫婦二人で食卓を囲む時は、先のスタイリングのように円形で使いますが、子供たちやその家族が遊びに来た時には写真のように楕円へと変えられるのがJULIE ROUND EXTENSION DINING TABLEの魅力。一人で簡単に伸張できます。
「深みのあるブラウンの家具でまとめたインテリアは、シニアのご夫婦にも心地よく、落ち着いて暮らして頂けると思います。ご夫婦だけでなく、お子さんやお孫さんが訪れた時にもホッとできるような空間を目指しました。椅子はあえて異なるデザインを合わせることで、落ち着いた中にも楽しげな雰囲気が出るように。個々のデザインが違っても木目の色を同じにすることで統一感が生まれ、違和感なく馴染みます。波板ガラスをはめた棚も、レトロな雰囲気づくりに一役買っています」と河野さん。
まさに、世代を超えて誰もがほっと寛げるインテリア。ダークブランの木目でまとめた、モダンすぎない優しいフォルムの家具が、居心地の良さを演出してくれます。ダイニングチェアは、お揃いを合わせれば整然とし、すっきりとした印象に。異なるデザインを組みあわせると、カジュアルで楽しげな印象になります。その場合も、色や素材などどこかに統一感を持たせると合わせやすくおすすめです。
ジュリー ラウンド エクステンション ダイニングテーブルは最大6人まで座れます。カリナ スツールは来客時に大活躍。普段は重ねて部屋の隅に置いておけます。
河野さんによる、エクリュクスの深みのあるブラウンの家具を組み合わせたダイニングシーンのスタイリング、いかがでしたでしょうか。若い人が暮らすマニッシュでスタイリッシュな空間にも、シニアが寛ぐ落ち着きのある空間にも寄り添う、スタイルを問わず、幅広い年代に向けて長く使えるおすすめの家具です。
インテリアスタイリスト 河野亜紀さん
インテリアや料理のテーブルコーディネートなど、暮らしまわりのスタイリングを手がける。雑誌をはじめ、広告、書籍など幅広く活躍する。
撮影/福田喜一
スタイリング/河野亜紀
構成・文/鈴木奈代
アートディレクション/小橋太郎(Yep)