表情豊かで魅力的!話題の食器!

「かいらぎ」って知ってますか?

あの道具、この道具・2023.5.19

「かいらぎ」は漢字で「梅花皮」と書き、梅の花が咲いているように見える模様のこと。SNSやレストランなどで、ヒビのようなさめはだ状の模様が入った器を目にしたことがあるでしょう?この模様を貫入(かんにゅう)と呼び、食器を焼いたあと、冷えていく過程で釉(うわぐすり)が縮れてできるものです。TIMELESS COMFORT の人気ランキングでいつも上位にあるのがこの「かいらぎ」シリーズです。一般の方はもちろん、料理のプロや愛好家からも「和・洋・中・エスニック……と、何を盛っても美味しそうに見える!」、「どんな食器と合わせても相性がいい!」と、絶賛のコメントが多数寄せられています。今回はこの「かいらぎ」を溺愛するスタッフの関崎(自称:かいらガー)が、この器の“愛されポイント”をご紹介します。

そもそも「かいらぎ」って?


「かいらぎ」の由来は戦国時代まで遡ります。当時、刀や剣の柄の装飾には「鰄(かいらぎ)」というエイやサメの皮が使われ、研ぐことでまるで梅の花のような美しい模様が浮き出てきます。このことから、「梅花皮(かいらぎ)」という字が使われるようになりました。

ひとつとして
同じものがない器


TIMELESS COMFORT で取り扱っている「かいらぎ」シリーズは、日本三大陶磁器のひとつで「美濃焼」の産地、岐阜県・土岐市で生産されています。
素地に白化粧し、錆呉須(さびごす)という顔料を塗って、さらに釉薬をかけるといういくつもの工程を手作業で行います。焼成する際、釉薬が溶けて広がる前に釉化(ガラス化)して粒状の凹凸が残り、素地に含まれる鉄分が作用して生まれた鉄さびの斑(ふ)が入るのです。この工程を行うことで、一つひとつ違った模様ができ、「かいらぎ」独特の模様が生まれるのです。

「かいらぎ」愛されポイント①

シンプルかつ個性的!
汎用性のレベルが段違い!

「かいらぎ」は和・洋・中・エスニック・デザート……と、どんな料理にも見事にマッチしします。普段のおかずや買ってきたお惣菜、ティータイムのお菓子を盛り付けるだけで「お店みたい!?」とみまがうほど。また器全体がくすんだ薄いグレーなので、ご自宅にあるどんな食器にも合わせやすいのが魅力です。シンプルなのに個性が光る逸品なので、食卓で大活躍すること間違いなしです!

「かいらぎ」愛されポイント②

バリエーション豊富で、
お手頃プライス!

「かいらぎ」シリーズは、まる皿(S・M・L)、小皿、7寸深鉢、小鉢、飯碗、5寸丼、多様丼、マグカップ、コーヒーカップ、湯呑と計12種類のバリエーションがあります。さらに、高級感があるのにお値段もお手頃なのがうれしい。たとえば一番大きなまる皿(L/φ24.3×高さ3.1㎝)で3,520円というコストパフォーマンス。これならシリーズを揃えて使えば、だれでも統一感のあるテーブルコーディネートができるのでおすすめですよ。

推しアイテムをいくつかご紹介!

まる皿(L)

「我が家では使用頻度がとても高く、メインおかずをどんと盛ったり、ワンプレートにして大活躍しています。これはうっかり割ってしまったものを金継ぎしたのですが、「かいらぎ」と金継ぎの相性がすばらしく、より高級感が増したよう。災い転じて福を成すとはこのことですね」

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小皿

「来客用に数枚揃えて買ったのですが、副菜を持ったり、取り皿にしたり、ケーキを盛ったり、ちょっと使いに大活躍。お客さんから、このお皿は作家もの? と聞かれることもしばしばなんですよ」

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マグカップ

「和菓子でも洋菓子でも合うので、友達が来たときに使うカップはこれ一択です。どんな急須やティーポットにも合うのもいいところ。いつも小皿にお菓子をのせ、このマグカップに緑茶や紅茶を淹れておしゃべりに花を咲かせています」

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「かいらぎ」愛されポイント③

お手入れも簡単!
そして強くて
表情豊かな器なんです!

陶器や陶磁器はひび割れを防ぐために、米のとぎ汁などで一度コーティングをする目止めの作業が必要と言われています。TIMELESS COMFORTの「かいらぎ」シリーズは、シリコン加工が施されているので、目止めをする必要がなく買ってすぐにお使いいただけます。さらに、フォークやスプーンなどの金属製のカトラリーを使っても傷つきにくく、汚れが落ちやすいのも◎。また、使っていくうちに貫入の表情や色合いが変わっていく(=「景色」がかわっていく)のを楽しめる器です。

「かいらぎ」の魅力、みなさまに伝わったでしょうか? いろんな面から万能っぷりが光る話題の食器「かいらぎ」シリーズ。ぜひ食卓に迎え入れてみてください。この記事を読んで、愛用者(かいらガー)が増えたら、スタッフとして、「かいらぎ」ファンとして大きな喜びです。

撮影/上端春菜(bean) 
アートディレクション・文/小橋太郎(Yep)