厳選された「素材」と
洗練された「仕上げ」が魅力
SQUARE ROOTSの家具

TIMELESS COMFORT SELECTIONS・2023.10.27

これから買うなら「長く愛せて、使っていくうちにできる傷やシミも味となるような、経年変化を楽しめる上質な家具を」と考える人も増えてきているのではないでしょうか?持続可能な社会に向けて、とりあえずと間に合わせで家具を買うのはやめ、引っ越しを重ねても長く大切に持ち続けたい、お気に入りをじっくり選びたいもの。そんな人におすすめしたいのが、SQUARE ROOTS(スクエアルーツ)の家具です。

SQUARE ROOTSとは

SQUARE ROOTS (以下、スクエアルーツ)は「自然とモダンの調和」をフィロソフィーに掲げ、木材の魅力を最大限生かした、長く愛せる家具づくりをするブランドです。2人のイギリス人が、2007年にベトナム・ホーチミンで創立しました。厳選された素材を用い、ベトナムの伝統的なクラフトマンシップで作り上げています。まず特筆すべきは「素材」選び。木材は世界最高級のフランス産オーク材をはじめとする無垢材や加工材、金属はリサイクルしたアイアン、レザーはサスティナビリティに留意した最高級のイタリアンレザーと、こだわりのある厳選された素材を用いています。もうひとつの魅力は「仕上げ」。選び抜いた素材に、アンティーク家具の修復で培った技術と、さらなる研究を重ねた独自の技法で美しく仕上げています。無垢材のナチュラルなフォルムや温かさを生かすため、なるべく贅沢に幅広の木材を使用したり、自然なカーブやラインを生かした家具づくりをしたり。また、木目を残し、木の持つ魅力を最大限生かしたナチュラルで美しい色に染色して仕上げ、デザインとして表現しているところも魅力です。

スクエアルーツのデザイナーは

大学で家具を学び、アンティーク家具の修理職人として家具についてのあらゆる知識を得たエドワード・ストッダート(写真右)。森の近くで育ち、無垢材に魅せられて旅をしながら豊富な知識と経験を得たジャスティン・ウィートクロフト(写真左)。2人の家具、木材の知識、ノウハウがスクエアルーツの家具に凝縮されているのです。

SQUARE ROOTS
人気の秘密

スクエアルーツがこだわる素材の中で、主に使われているのがオーク材。フランスの高地、ブルゴーニュは上質な木材の生産に適した森林と気候条件が整っていて、そこで育ったフレンチオーク材を使用しています。フレンチオーク材は目の細かい木質で、とても強固なため、家具の素材として優れているのだとか。独特の木目と美しい木肌が特徴で、広葉樹に多くみられる良質な木材の証、虎斑模様(木目が虎の縦縞模様に見えることから)が入っていることも。スクエアルーツでは、そんな最高級のフレンチオーク材に含まれるタンニンと、天然成分の化学変化を利用して、モダンで美しい色に仕上げています。そして最後に天然オイルを施し、自然な艶と木材の温かみを醸し出しています。このフレンチオーク材を独自のノウハウで染色した仕上げこそが、スクエアルーツの家具の魅力、人気の理由のひとつなのです。

木材
家具に使われているのは、無垢材と加工材です。無垢材は原木から切り出した木材のことで、自然のままのカーブや木目をそのまま家具に表現できます。ライブエッジと呼ばれる、整形せずに木の持つ造形をそのまま生かしたテーブルなどは無垢材ならでは。それぞれの木の個性、ダイナミックなフォルムや温もりを活かすことができ、重厚で高級感のある家具に仕上がります。一方、加工材は美しく仕上げたオーク材の単板と樺材の合板を合わせた、加工された木材です。積層になった小口の仕上げも美しく、上品な印象です。比較的手頃で、カジュアルで軽やかな印象の家具に仕上がります。

仕上げ
スクエアルーツがこだわるのが、フレンチオーク材の仕上げです。アンティーク家具の修復技術を受け継ぎつつ、実験を重ねて研究開発した独自の溶液で染色しています。色はローオーク、スモークドオーク、シアードオーク、エボニーオークの4種類。ローオークはライミングフィニッシュと呼ばれる木目を白く強調する仕上げを施すことで、オーク特有の黄味や赤味を除いた、ナチュラルかつ洗練された色。スモークドオークはアンモニアを加えて燻し、木目も残した温かみのあるブランカラー。シアードオークは、鉄と酢を加える鉄媒染という方法で着色した木目を残した深みのあるダークブランカラー。エボニーオークは鉄媒染をさらに長時間行い、ニュアンスのある墨色です。

金属
スクエアルーツのテーブルに使われているアイアン製の脚は、リサイクルアイアンでできています。主に古いエンジンや機械などの鋳鉄を1500度以上の炉で溶かし、型に流し込み、美しいテーブルの脚として再生させています。さらに表面には、アンティーク家具の修復で培った伝統的な技術を用い、加工を施しています。

レザー
家具に使われているレザーはイタリア製。最高基準の環境で、サスティナビリティにのっとった畜産業者から入手した最高級のイテリアンレザーです。スクエアルーツは、これらの追跡可能な最高品質のレザーを扱うことで畜産業者を支持し、サポートしています。

おすすめしたいのはチェア!

BOMA CHAIR(ボーマチェア)

染色仕上げのフレンチオーク材の美しさを存分に楽しめる、ナチュラルで温かみのあるデザインのBOMA CHAIR。北欧家具やイタリアンモダンな家具などスタイルを問わず、比較的合わせやすいダイニングチェアです。特筆すべきは、背もたれのカーブ。包み込まれるようなホールド感で、肘掛けがないにも関わらず、まるで肘掛けにもたれているかのような安定感を感じられます。食べることが好きで、食卓で過ごす時間が長い、なんてかたにおすすめの心地よく座り続けられる椅子です。背もたれの内側と座面はレザーとファブリックの2種類があり、それぞれの色に合わせて木部の色がコーディネートされています。後ろ姿はスッキリと木で統一し、内側にファブリックやレザーを張った凝ったデザイン。木部はフレンチオークを前述した特殊な溶液で化学反応させ、木目を生かしたナチュラルな色に仕上げていて、触り心地も滑らか。高級感がありつつ優しい木の温もりを感じられます。
(photo:Teruaki Kawakami / styling:Makiko Iwasaki)

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SOLI CHAIR(ソリチェア)

ミッドセンチュリー期の家具を彷彿とさせる、優雅な曲線を描くフォルムの、軽やかで繊細な印象のSOLI CHAIR。華奢な見た目に反して、身体に寄り添うよう緩やかにカーブした背もたれや、幅広でゆったり寛げるクッション性のある座面により、快適な座り心地が実現しています。背もたれと座面を支えているのは、流れるようなラインの繊細なスチール。背もたれ部分に施されたスチールの一部が、椅子を引くための機能性とデザイン性を兼ねた真鍮色のハンドルになっていて、この椅子のチャーミングな個性となっています。ラフでカジュアルなインテリアにスッと馴染み、長年使い込んだ雰囲気すら醸し出してくれそう。背もたれは木製で、フレンチオークを前述した4色仕上げから、座面はレザー2色とファブリック3色から選べます。

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SLUNG CHAIR(スラングチェア)

カチッとした直線的なフォルムが美しいSLUNG CHAIR。座面と背もたれに、贅沢にあしらわれているのは最高級の柔らかいレザーで、厚みがあって程よい弾力性があるため、長時間座っていても疲れません。木部はフレンチオーク材で、選び抜かれた高級感溢れる素材を用い、座面の裏側をはじめディテールからも丁寧な仕事を感じることができる、長く愛せる椅子です。レザーのキズやシミも味となり、使い込むほどに風合いが増して、経年変化を楽しめます。レザーの色と木の色を合わせた3色が揃い、シンプルでクセのないスッキリとしたデザインで、他の家具とも合わせやすいのも魅力。ダイニングチェアとしてはもちろん、仕事や勉強用の椅子としてもおすすめです。
(photo:Teruaki Kawakami / styling:Makiko Iwasaki)

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LANNA CHAIR(ランナチェア)

V字の脚が目を惹く、モダンかつカジュアルで軽快な印象のLANNA CHAIR。背もたれから肘掛け、前脚までが1本のラインで繋がった無駄のないシンプルなデザインです。フレンチオーク材を使用した木部の、肘掛けと前脚を繋ぐ真鍮の留め具がポイントになり、丁寧な職人技を感じられます。背もたれと座面にはレザーをあしらい、程よいクッション性を持たせて座り心地の良さをサポート。フレンチオーク材の優しく滑らかな木肌を感じながら、肘掛けにもたれてゆっくり寛ぎ、食事やお茶ができます。また、仕事や勉強用の椅子としてもおすすめ。肘掛けは高さを低めに抑えているため、一般的な高さのダイニングテーブルやデスクであれば、ぶつかる心配もありません。木部はエボニーオーク色、座面と背もたれはブラックレザー、グレーファブリックの2種類があります。

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チェアと合わせたいおすすめのテーブル&デスク

NEXA DAINING TABLE(ネクサダイニングテーブル)

スクエアルーツが数多ある木材からこだわって選び抜いた、ブルゴーニュ産のフレンチオーク材の魅力を存分に楽しめるダイニングテーブルです。高級なオーク材の証である、虎斑(トラフ)模様が見られるような良質な木材を惜しみなく使用。天板の両端は、木の表皮部分まで使用したライブエッジ。個々の木が持つ個性、魅力を存分に感じられます。脚部はリサイクルアイアンを使用し、アルベルト・ジャコメッティの彫刻を彷彿とさせる細く、でも表情のある力強い仕上がりになっています。天板に埋め込まれたチギリは、乾燥によるひび割れの進行をくい止め、耐久性をアップさせる機能に加え、デザインとしての意匠性を備えています。木のプリミティブさを残しつつ、上品で洗練されたテーブルに仕上がっていて、モダンなインテリアにもナチュラルで温かみのあるインテリアにも馴染み、上質な空間へと導いてくれるはず。色はローオーク、シアードオークの2色。同じく、フレンチオーク材をライブエッジで仕上げ、チギリを施したお揃いのベンチもあり、テーブルと併せてコーディネートできます。

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BISTRO ROUND TABLE 110(ビストロラウンドテーブル)

頃合いのいいサイズ感といい意味で主張の少ないデザインで、あらゆるインテリア、家具にとても合わせやすい使い勝手のいいラウンドテーブルです。天板は洗練された色合いに仕上げた美しいフレンチオーク材。椅子の出し入れや座った時に邪魔にならない一本脚で、支えの部分が重厚感のあるアイアインになっています。モダンでありながら気取りのない、インダストリアルテイストを感じるデザイン。ラウンドテーブルは食卓を囲む人同士の距離が近いため親密感が生まれ、座る人数が増えても比較的柔軟に対応できるところも魅力です。同じ脚で天板がスクエアのタイプもあり、一般の住宅のダイニングテーブルとしてはもちろん、レストランやカフェなどの店舗用のテーブルとしても好評です。

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BALAM DRESSING TABLE(バラムドレッシングテーブル)

コンパクトでスッキリとしたシンプルなデザインのドレッサー。上品なフレンチオーク材をふんだんに使った贅沢な仕上がりで、引き出しのつまみは上品な真鍮色です。引き出しにメイク道具を入れ、付属の鏡を見ながらメイクをするドレッサーとしてはもちろん、書きものをしたりPC作業をするのにもとても便利です。鏡が取り外し可能なので、仕事や勉強用のデスクとして購入されるかたも。コンパクトで場所を取らず、座り心地のいいクッション付きのお揃いのスツールもあります。

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組合せが楽しい”QUATRO(クアトロ)シリーズ”も人気です!

選び抜かれたフレンチオーク材を天板に用いたラウンド型のコーヒーテーブル。天板に施された1本の真鍮のライン、インレイ(はめ込み細工)が目を惹くポイントとなっています。スチール脚の小口にも真鍮が施され、洗練された印象に。天板の色は2色、直径と高さの違うS、Lの2サイズに加え、同じシリーズのサイドテーブルなどもあり、それらを組み合わせて置くのもおすすめ。圧迫感のない細くスッキリとした脚のデザイン効果もあって、リビングを軽やかに、リズミカルに演出してくれます。軽くて比較的簡単に動かせるので、重ねて置いて、離してバラバラに置いてとシーンや用途によって柔軟に使いわけることができます。
(photo:Teruaki Kawakami / styling:Makiko Iwasaki)

厳選された上質な素材を、現代のモダンな暮らしに寄り添うデザインや色で仕上げたスクエアルーツの家具。共に暮らし、日々触れることで良さをしみじみ感じられるはず。そして生活の質も間違いなく上がるはずです。そんな長く使い続けられ、愛せる家具とともに、心豊かな暮らしをスタートしてみませんか。

構成・文/鈴木奈代
アートディレクション/小橋太郎(Yep)