温もりのある木で、インテリアに馴染ませる
この夏、3年ぶりにオリンピックが開催されます。「せっかくなら高画質の大画面で観戦したい」とテレビの買い替えをお考えのかたも多いのではないでしょうか。ますます画面が大きくなり、存在感を増すテレビ。それを支えるテレビボードも、リビングにおける大切な家具のひとつとなってきています。テレビという大きくて無機質な家電を、インテリアに馴染ませるためにも、タイムレスコンフォートでは木の温もりを感じられるテレビボードをおすすめしています。あなたの家のインテリアスタイルに合うテレビボードをぜひ見つけてみてください。
空間を選ばないシンプルなデザイン
まずは無駄のないシンプルなデザインで、どんな空間やインテリアスタイル、家具にも合わせやすく、すんなり馴染むテレビボードの紹介です。古材を用いることで温かさが感じられ、長く飽きずに使用できます。
ニューテレビボード
インドネシア・ジャワ島で建材として使われていたチークの古材を用いたテレビボードです。表情豊かな味のある古材の魅力を最大限生かし、スチール製の脚も華奢に仕上げた、無駄を削ぎ落としたシンプルなデザイン。モダンなフォルムでありながら、古材ならではの木の温もりが感じられ、テレビの持つ無機質さをいい具合に緩和し、インテリアに調和させてくれます。クセのないデザインは、どんな空間、インテリアスタイルにも合わせられそう。引き出しが付いていて、リモコンやゲーム機などの雑多に見えがちなものをすっきりと収納するのに便利です。天板の背面側にはケーブルのための穴が開いているため、配線問題もすっきり解決。テレビボードの高さはソファの座面の高さと同じくらいの40cmと比較的低く、ソファに座った時はもちろん、床に座っても観やすいのも特徴です。幅160cmと180cmが揃い、テレビのサイズや部屋の大きさによって選べます。
北欧家具をイメージした機能美溢れるテレビボード
1950〜60年代のミッドセンチュリー期の北欧家具をイメージし、デザインされたテレビボードは、タイムレスコンフォートの人気アイテム。手の込んだ美しいデザインでありながら、収納が充実し、使い勝手がいいことも人気の理由です。
ジュリーテレビボード
少し赤みを帯びた温かいブラウン色のポプラ材、丸みを帯びた柔らかいフォルム、脚部やつまみに真鍮色のパーツが施されたどこか懐かしさを感じるデザイン。ミッドセンチュリー期の北欧家具をイメージしてデザインされたテレビボードです。特筆すべきは、巻戸と呼ばれる美しい蛇腹扉。巻戸は、そのデザインの美しさだけでなく、引き込んで開けられるため、前にスペースがなくてもものの出し入れがスムーズにでき、機能的にも優れています。ポプラ材とオーク材が揃い、写真のポプラ材は幅200cmと160cmの2種類。幅200cmのほうは中央に2段引き出しがあり、両サイドに巻戸が。幅160cmは向かって左側が巻戸に右側が2段の引き出しになっています。巻戸を開けると3cmピッチで高さを変えられる棚板が設置され、A V機器などを収納できるように。引き出しにはリモコンや本などを収納可能です。また背面にはケーブル用の穴が開いています。同じシリーズの収納家具(サイドボード以外)と脚の長さが同じなので、並べて置いてコーディネートすることもできます。
ジュリーテレビボード2000 ホワイトオーク
上のテレビボードの素材違い、ホワイトオーク材で仕上げたのがこちら。サイズは幅200cmの1種類のみです。ホワイトオークは耐久性、耐水性に優れた丈夫な木材で、美しい木目が特徴です。明るく軽やかな印象でモダンやカジュアルなインテリアに馴染みます。脚部やつまみにはこちらも真鍮色のパーツがあしらわれ、高級感のある仕上がりです。デザインは全く同じですが、ホワイトオーク材のみ、引き出しにクローザーを使用し、静かに開閉できるように。レールを引き出しの底裏に付けることで見た目の美しさにもこだわっています。ポプラ材の同テレビボードと同じく、高さが57.5cmと若干高めなので、リビングだけでなくダイニングチェアに座った時の目線でもテレビが観やすいのも特徴です。
古材でラフ&カジュアルなインテリアに
3つ目は、古材のチーク材を用いたテレビボードの紹介です。先にも述べましたが、テレビの無機質さを払拭し、長年住み込んだような親しみのあるインテリアを目指すなら、古材を用いたものがおすすめ。柔軟に長さや置き方を変えられるデザインなので、TVを買い替えても、引っ越しを重ねても長く使えます。
エクステンダブルテレビボード
パーツが2つに分かれていて、自由に形を変えてレイアウトできるフレキシブルなテレビボードです。部屋の間取りや壁の幅、テレビのサイズや置く小物によって長さを調節しながら重ねて置けます。また、壁のコーナーに沿ってL字型に置くこともでき、テレビのサイズが変わっても、また引っ越しをして空間が大きく変わったとしてもずっと使い続けられそうです。家の扉や船の甲板などとして用いられていたチークの古材にアイアン素材の脚を組み合わせたラスティックなデザイン。使い込んだチーク材がとてもいい表情をしていて、インテリアに抜け感やこなれた雰囲気をもたらしてくれます。シンプルなぶん、テレビだけでなくアートやオブジェ、本などのディスプレイも自由に楽しめるのも魅力。引き出しがないので好きなカゴを活用するなどして収納してみてはいかがでしょう。インテリア好きにはたまらない、“飾る”を楽しめるテレビボードです。
テレビのサイズがどんどん大きくなっていく昨今、テレビ&テレビボードがリビングで真っ先に目に留まるという家も多いではないでしょうか。つまりリビングの顔、中心となり、インテリアでいうところのフォーカルポイントになっているということ。ソファに座ってテレビを観る時も必然的に目に入ってくる、とても大きな存在です。単なるテレビを置く台としてだけでなく、テレビボード自身のデザインが魅力的であったり、お気に入りのアイテムを飾って楽しめたり、そんな1台をぜひ選んでみてください。
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構成・文/鈴木奈代
アートディレクション/小橋太郎(Yep)