正月の「しつらい」

Pickup Product・2022.12.15

旧年が無事に終わり、新たな年になったことを祝う『正月』。
一年が始まる特別な日を新しいうつわで彩ってみてはいかがでしょうか?
いつも使っているうつわと合わせてアレンジするだけでも、ハレの日のしつらいになるようなアイテムをそろえました。

普段使いもできるものから、ちょっとしたおもてなし料理にも使えるものまで。TIMELESS COMFORTがセレクトしたうつわをご紹介します。

『伝統工芸』に乗せる

あらゆる伝統工芸を軸にオリジナルのプロダクトで企画開発、製造をするブランド『Kiwakoto(キワコト)』の器。

どんな日常にも寄り添う“生活用品としての工芸”をめざし、清水焼きの作家さん達が形にした白磁器は植物をモチーフしたモダンなたたずまいをしています。
お正月のしつらいには、食材の色味をはっきりと際立たせてくれる「雪(白)」や、あるだけでも華やかな雰囲気になる「光(銀)」がおすすめ。

たくさんの人とお重を囲むお正月も楽しいですが、少人数で好きなお料理だけを用意するお家も多い現在。大きいサイズのプレートでワンプレートおせちにすれば自分達で作るお正月のニュースタンダードが見えてくるのではないでしょうか?

『縁起物』で彩る。

鏡餅、熊手、小槌、羽子板、独楽といった、縁起物のモチーフが描かれている小皿と姫碗。
波佐見焼の窯元「康創窯(こうそうがま)」さんが、下絵に一つ一つ丁寧に筆を入れ色付けを施した、心のこもったうつわです。

おせちのとりわけにはもちろん、シンプルなワンプレートのアクセントに使うのもオススメなアイテムです。

お料理を食べた後どの絵柄が出てくるかも楽しみですよね。子供たちと一緒に縁起物の意味を話しながら過ごすのもいいかもしれません。

ぎゅうぎゅうに詰まったお重も魅力的ですが、余裕を持って盛り付ける時はこのお皿に乗せてから入れればそれだけで「ハレの日」を演出してくれます。

姫椀はおちょこくらいの小さいサイズなので食前酒やお茶入れとしても使える優れものです。

『白』で始める。

一年の初めを何色にも染まっていない“白”で始めるのも素敵です。
インダストリアルデザイナーである柳宗理が、1975年に普段使いの「和食器」として初めてデザインした、「古白磁」シリーズの復刻版です。

シンプルなデザインなので普段の食事はもちろん、おせち料理のとりわけにもおすすめ。
青い紋様の入った「古⽩磁 染付紋」は、「鳴⾨の渦潮」をイメージし、デザインされています。「青海波」にも似たこの紋様も、なんだか縁起の良い雰囲気が感じられますね。

代々受け継がれた伝統や家の歴史を忘れることなく、新しく手に取ったうつわを加えて自分らしいお正月の「しつらい」を作っていく。
毎年進化する習慣と変わらない伝統、両方楽しむのもいいかもしれません。