販促担当の高橋です。
今回は私が今までに愛用してきた「コーヒー道具」をご紹介します。
思い返せば、コーヒーを好んで飲むようになったのは10代半ば。某ドーナツショップでアルバイトをしていた際、業務用のマシンで淹れた薄いアメリカンコーヒーを飲んだことがきっかけです。甘いドーナツと一緒になら、かろうじてストレートで飲めるものの、当時の私にはたっぷりの砂糖とミルクが必須! 今では信じられませんが、そんな豪快な(?)飲み方をしていた時代が今は懐かしいです(笑)。それでは、早速ご紹介していきますね。
忙しい朝に大活躍! 直火用エスプレッソメーカー「モカエキスプレス」
私が初めてコーヒーグッズを買ったのは20代半ば。当時の私は雑誌をきっかけに「古道具」、中でも「キッチン道具」に惹かれ、ついには専門店で働くようになっていました。その店で扱う商品の中に「コーヒー道具」もありました。
当時は、「カフェブーム」まっただ中。コーヒーにはあまり詳しくありませんでしたが、それでもブームに乗って私も、しばしば「カフェめぐり」などに出かけたものです。乳製品には弱いくせに、「カフェラテ」ばかり飲んではお腹を壊す……そんなことを繰り返していた時期に私が初めて購入したのが、勤め先の専門店で扱っていた「モカエキスプレス」です。
直火用エスプレッソメーカーである「モカエキスプレス」は、1~2分程度の短い時間で美味しいコーヒーができるため、忙しい朝には特に重宝しました。出しっぱなしにしておいても絵になる可愛らしい佇まいもお気に入り。かなり長い間愛用していましたが、あるとき、うっかり火にかけたことを忘れ、本体を焦げつかせてしてしまい……。しばらくは悲惨なビジュアル(熱で曲がったツマミと垂れ下がった持ち手という姿)のまま、無理矢理に使っていましたが、気がつけばいつの間にか手放していた……そんな思い出が残っています。
使い方はいたってシンプル。上にコーヒー粉を、下のタンクには水を入れ、しっかり締めた後に火にかけるだけ。シュッシュッと音を立てながらエスプレッソが抽出される様子に、本場イタリアのBAR気分を味わえます!
現役で使っているスタッフがいたので、撮影用にお借りしました。こんな感じで火にかけます(‥‥ちゃんと丁寧に使っていてえらい!)。
※現在ショップでは取り扱いしておりません。
サードウェーブがきっかけで!?ハンドドリップにはまった30代
その後、30代になって私は本格的にコーヒーの魅力に目覚めました。ブラックコーヒーが飲めるようになったことはもちろん、お気に入りのコーヒースタンドを見つけたり、物知り顔でこだわりの豆を取り寄せたり……。東京にはいわゆる「サードウェーブ」と呼ばれる、第三次コーヒーブームが到来していました。その頃私が手に入れたのは、「ポーレックス」のセラミックコーヒーミル。
手のひらに収まる小ぶりのサイズ感は、山歩きのお供にもぴったり。今でも愛用しています。
※こちらも残念ながら、現在ショップでは取り扱いしておりません。
それから、「なんでも形から入りたい派」の私は、「勉強」と称してネルドリップにフレンチプレス、エアロプレス、ゴールドトーンフィルターなど様々な器具を試した結果、たどりついたベストアンサーは、浅炒りの豆をじっくりドリップして甘さを引き出す……という技法。それには、自分でコントロールがしやすいハリオのV60が一番使いやすい! ということで、当時は特別に熱く、お客様にもこの商品をお勧めしまくっていました(笑)。
中挽きに挽いた豆をフィルターに入れ、85度というやや低めのお湯で、ゆっくりと8の字を描きながらドリップ。「至福の時間ですよ!」というこのセリフ、何度お客様に言ったことか(笑)。
最近のお気に入りは 「カリタ」のウェーブドリッパー
さて、それから数年たった現在、私の愛用品には「カリタ」のウェーブドリッパーが増えていました。
きっかけは、社内ミーティングで「もう1ブランド、何かコーヒーグッズ取り扱ってみようよ~」という話が出て、さまざまなブランドのアイテムを試してみたこと。そんな流れで「カリタ」のウェーブドリッパーを使ってみたら‥‥これがとっても良い!
まず、テクニックが無くても美味しくドリップしてくれることに驚き! ウェーブ(波)状のフィルターの隙間に空気が入るため、お湯が溜まらずさっと抜け、そのため味に偏りが出ないのです。また、豆の焙煎度合いに合わせてスピードを調整すれば、テイストを変化させることもできるのです。ビジュアル的にもなんだか可愛らしく、今とても気に入っています。
フィルターの見た目が、かつて使用した業務用のそれと同じな所も、私の中の「コーヒー」の記憶に結びついているのかもしれません。
以上、「私とコーヒー道具」についての思い出でした。
みなさんはどんなコーヒー道具を使っていますか。愛着のある道具を使って淹れるコーヒーは本当に美味しいですよね。
ご紹介した中には、ショップで販売している商品もあります!気になる道具があれば、ぜひTimeless Comfortのショップへ足をお運びくださいね。