100%リサイクル素材を使用しながら、自然素材が持つ本来の美しさを引き出し、最高の品質を守り続けるスペインの家具ブランド「dareels」。
その中でも人気の「TOOR(トアー)シリーズ」は、そのままでは使い道がなく、倉庫に眠っていたチークの根の部分を用いて作られています。「TOOR」は、その「チークの根=Root」にちなんで名付けられています。
ガラス天板を合わせた「TOOR コーヒーテーブル」は、「dareels」の家具の中でも一番人気のアイテム。特に女性からの支持が圧倒的なのは、個性的なフォルムでありつつ、どこか優しさを感じさせる天然素材の魅力によるところが大きいのかもしれません。
古くから利用されてきたチーク材 現在は過剰伐採により入手困難に
家具の用材として世界的に人気のチーク材は、インドネシアをはじめとした東南アジア諸国では昔から建材として使われてきた材木です。木製タールというオイル分が含まれているチーク材は、耐水性が高く腐食にも強いため、造船の材料としても重宝されてきました。 第二次世界大戦後、デンマークなどの北欧デザイナーが発売したチーク材家具がヨーロッパで大流行します。これにより、インドネシアやミャンマーではチークの過剰な伐採が行われ、一時は絶滅寸前にまで追い込まれてしまいます。幸い植林などにより絶滅の危機は免れましたが、樹齢が長く、太く丈夫なチークの原木は、今ではミャンマーの一部地域にわずかに残るばかりとなってしまいました。
チークの古材を使うことで 再び良質な家具の制作が可能に
現在、入手困難となった原木に代わって注目されているのがチークの古材です。チーク材はもともと非常に硬く頑丈であり、なおかつ経年変化で味わいを増す点も魅力のひとつ。そこで、家屋や船を解体して生まれた古材を加工し、再利用することで、再び良質なチーク材を家具の材料として使えるようになったのです。 チーク材の特性である耐食性を生かし、新たな技術を交えて創造する家具は、あらゆる世代に通用する「時代を超えた家具」ともいえます。この「TOOR シリーズ」を生み出した「dareels」は、まさに今時代が必要としている「持続可能」な生産活動を、すでに2012年からスタートしていたのです。
力強くも優雅な自然美をみせてくれる、「TOORコーヒーテーブル」。
同じものは一つとしてありません。
透明なガラスの天板の上にカップ置いてみると、浮遊感が生まれてとても素敵です。
コーヒーテーブルの隣に、一回り小さなおそろいのサイドテーブルを。少し上級なテクニックではありますが、段違いやサイズ違いを並べてコーディネートすると、空間にリズムが生まれておすすめです。
経年変化で味わいを増す古材チークのスツール
チーク材は経年変化によって色合いが濃く深みのある色へと変化していきます。また、表皮に近い部分から芯の部分にかけての色のグラデーションは、積み重なった年輪の美しさとともに、見る角度によってさまざまな表情を見せくれるため、見飽きることがありません。チークの根が密集した部分を四角く切り取った「TOOR スツール」は、まるで自然の隆起によって生まれた陰影を平面に閉じ込めたかのような迫力です。玄関におけば、生活感のある空間が一気に垢抜けますし、あるいはサイドテーブル代わりに使ったり、観葉植物の台にするなど、空間によってさまざまな使い方ができます。どこにおいても、室内で自然を感じることのできる、大切なインテリアになってくれるでしょう。
グリーンとの相性も抜群。サイドテーブルとして、また観葉植物を置く台としても利用できます。
チーク家具は個体差の大きなアイテムです。オンラインショップでご購入の場合は、掲載画像とは異なる商品となりますので、商品をご確認の上でのご購入をご希望の場合は、店頭でのご購入をおすすめいたします。