SQUARE ROOTS

Chair

TIMELESS COMFORT MASTERPIECE・2024.12.20

素材の良さを生かした長く愛せる「SQUARE ROOTS」のチェア

1日のほとんどをダイニング、つまりダイニングテーブル&チェアで過ごす、なんていう人も多いのではないだろうか?食事をする時はもちろん、宿題や勉強をする時も、仕事でPCに向かう時も・・・。長い時間座るからこそ、ダイニングチェア選びは大切。ぜひ良質な素材で作られた座り心地のいい1脚を、そしてシミやキズさえも味となり、家族の歴史を刻んでいけるような1脚を選びたいもの。「SQUARE ROOTS/スクエアルーツ」のチェアは、まさにそんな家具。素材にこだわった、長く愛せるチェアだ。
使用する素材は、木材ならフレンチオーク材をはじめとする無垢材や加工材、レザーは最高級のイタリアンレザー、金属はリサイクルアイアンといった具合。フレンチオーク材は、美しい木肌が特徴で、目の細かいとても強固な木材のため、家具の素材として優れている。さらに、そのフレンチオーク材の仕上げにもこだわり、独自のノウハウで染色して、ニュアンスのある魅力的な色合いに仕上げている。BOMA CHAIR(ボーマチェア)、SOLI CHAIR(ソリチェア)、LANNA CHAIR(ランナチェア)、SLUNG CHAIR(スラングチェア)と、いずれも素材の良さを活かしたデザインと快適な座り心地の魅力的なチェアばかりだ。

包み込まれるような座り心地

写真のBOMA CHAIR(ボーマチェア)の背もたれは緩やかにカーブしている。肘掛けがないのにまるで肘掛けにもたれているようなホールド感があり、長時間座っていても疲れ知らず。ふわりと包み込まれるような、ゆったりとした座り心地だ。SOLI CHAIR(ソリチェア)、LANNA CHAIR(ランナチェア)も同じように背もたれがゆるくカーブし、座った時に体に心地よくフィットしてくれる。SLUNG CHAIR(スラングチェア)は座面も背もたれにも程よい厚みと弾力性のある最高級のレザーを用いているため、柔らかい肌触りで快適な座り心地だ。

独自の仕上げで木目を生かした洗練カラーに

いずれのチェアも木部はフレンチオーク材。フレンチオーク材に含まれるタンニンと天然成分の化学変化を利用し、ローオーク、スモークドオーク、シアードオーク、エボニーオークの4種類の色に仕上げている(チェアの種類により、揃う色が違う)。ローオークは合わせやすいモダンでナチュラルな色。スモークドオークは木目を残した温かみのあるブランカラー。シアードオークは木目を残した深みのあるダークブランカラー。エボニーオークはニュアンスのあるおしゃれな墨色だ。それぞれ、アンティーク家具の修復技術を受け継ぎ、実験を重ねて研究開発した独自の溶液で染色。木目の美しさを残しつつ、洗練された色合いに仕上がっているのも魅力だ。

SQUARE ROOTSとは

2人のイギリス人により、2007年にベトナム・ホーチミンでスタートしたブランド。「自然とモダンの調和」をモットーに、木材の魅力を最大限生かし、仕上げにもこだわった、長く愛せる家具づくりをする。

デザイナー/エドワード・ストッダード、ジャスティン・ウィートクロフト

デザイナーは2人。大学で家具を学び、アンティーク家具の修理職人として家具についてのあらゆる知識を得たエドワード・ストッダード。そして、森の近くで育ち、無垢材に魅せれて旅をしながら豊富な知識と経験を得たジャスティン・ウィートクロフトだ。

撮影/川上輝明(bean)
スタイリング/洲脇佑美
構成・文/鈴木奈代
アートディレクション/小橋太郎(Yep)