TIMELESS COMFORTのインテリア好きスタッフ笹山が、暮らしに役立つヒントをご紹介する連載。
今回取り上げたいのは、「レデッカー」のブラシです。
出しておいても絵になるだけでなく、使いやすさも備わったアイテムは、実はお掃除が苦手な方やズボラさんにこそオススメ。道具としてもオブジェとしても暮らしに豊かさをプラスしてくれるこの逸品について、日常での活躍ぶりも交えながらご紹介します。
出しっぱなしでいいからズボラさんにオススメ
みなさんは、お掃除は得意ですか? 私は、正直なところ……苦手です。
そんな私でもお掃除が苦じゃなくなったのは、1935年創業のドイツの老舗ブラシメーカー「REDECKER(レデッカー)」のブラシと出会ったからかもしれません。
なぜレデッカーの道具が掃除を克服させてくれたのかというと、その最大の理由は、インテリアに馴染むデザインで目につくところに置いておけるから。
通常、掃除の道具は使うときだけ取り出し、普段は目立たないところに仕舞っていることが多いと思いますが、この「道具を取り出す」というひと手間がほんの少し掃除を億劫にさせてしまいますよね。
でも、レデッカーのアイテムは見た目にも魅力的で、見えるところに置いていても違和感がありません。いつも手に届くところにあれば、面倒くささを感じる前にサッと道具を手に取ってお掃除できてしまうというわけです。
道具を出したり仕舞ったりせず、常に見えるところに置いて使いたい時に使うことができるので、ズボラな方にぴったり。そして、かわいい道具を使いたくて掃除してしまうほどモチベーションも上がるので、私のようにお掃除が苦手という方にもオススメなアイテムです。
チャーミングで使い勝手もいいお掃除アイテム
では、私が普段愛用しているアイテムをご紹介します!
私が初めて手に入れたレデッカーは、見た目のかわいらしさに惹かれて購入したハリネズミのテーブルブラシ。いつもダイニングテーブルに置いて、主にパンくずを掃除するときに使っていますが、隅っこにちょこんといる姿にいつもほっこり癒されています。ブラシをハリネズミのデザインにしてしまう発想がチャーミングですよね。
レデッカーにはハリネズミのドアストッパーやシューズブラシもあります。こちらも、玄関先などに置いておくだけでもとってもかわいらしいですよね! ヨーロッパでは、ハリネズミは幸運のシンボルとして愛されているので、新築の御祝いなどオススメさせていただいています。
最近使い始めたのは、小ぶりなダストクリーニングブラシ。側面からだとわかりづらいのですが、毛が白と黒の2色になっているというオシャレさ。とても柔らかいヤギ毛なのでデリケートな素材のお掃除にぴったりなので、夫が収集しているインテリア小物やパソコンのキーボードの埃取りなどに役立っています。
観葉植物も多い我が家。大きな葉っぱにどうしてもついてしまう埃を取ってあげるのにも、このブラシが適しています。葉っぱが埃に覆われてしまうと、呼吸がしにくくなったり害虫がついてしまったりする恐れがあるので、水をあげるだけでなく小まめにお掃除してあげるのが大切なのです。
このブラシは毛が柔らかい分、埃が内側に溜まりやすいので、定期的にブラシクリーナーでお手入れをしてあげると長く使うことができますよ。
サイドボードやチェストなどの棚の上の埃取りには、オーストリッチ(ダチョウ)の羽を使ったフェザーダスターが大活躍。羽が広がっているので、広範囲の埃をささーっと絡め取ってくれます。
柔らかいので狭いところにも難なくスッと入ってくれます。照明の傘の上や電球周りの埃をとるのにも便利です。
革紐がついていて壁や棚の横などに吊るしたり、棚の隅に無造作に置いたりしてもかっこよく絵になるので、お掃除道具だからと目ただないところに仕舞わず、思い切って目立つところに置くのもアリ。先ほどもお伝えした通り、目につくところに置いておけばサッとお掃除できますし、お掃除へのやる気がアップします。
ちなみに、使い始めの頃は猫のぐりが羽に興味津々で、掃除をしようとすると遊びたがってジャマしにきていましたが、最近では飽きてしまったのか関心が薄いので、ほんの少し寂しさを覚える飼い主です(笑)。
レデッカーのアイテムに使われている材料は、山羊や豚などの動物の毛、ビーチウッド、パインウッド、ワラやヤシなどの天然素材なので、プラスチックに比べるととても長持ち。お手入れしながら大切に使えば、“一生もの”にもなり得る道具です。良質な素材で熟練の職人が手作りしていることを考えれば、価格も決して高くはありません。
インテリアに馴染むレデッカーのブラシ。あえて手に届くところに見える形で置いておくことで、楽しく小まめに身の回りをきれいにするくせが身に付くはず。お気に入りの道具で、お掃除を楽しい習慣にしてみませんか?