イベントレポート

「花と料理」Vol.1

Column・2023.3.07

|春の空気をまとったアトリエへ

フラワーアーティストの梶谷奈允子さん(以下 “奈允子さん”)と、料理家の橋本彩子さん(以下、“彩子さん”)のコラボレーションによる企画「花と料理」。そのイベントに、TIMELESS COMFORTより、Homelandのテーブルウェア、エプロンなどをお貸出しさせていただきました。
その当日のイベントレポートをお届けします。

 イベントが開催されたのはまだ肌寒さの残る2月初め。
会場となったのは、東京都世田谷区にある奈允子さんのアトリエ。

撮影隊が会場に着くと、白を基調とした素敵なテーブルコーディネートと、春を彩る花々がお出迎えしてくれました。

スタイリングを担当したのは、今回のイベントのディレクションも手掛けた、アートディレクターの小橋太郎さん。
お花や食材の色味が映えるように、全体的に色味を抑えたスタイリングにされたそうです。
奈允子さんのパートナーである、圭亮さんがデザインしたウッドコンポートや、キャンドルホルダーをアクセントに添えて。チューリップの球根やお野菜のプンタレラなどが大胆にあしらわれ、春の訪れを感じる、気持ちがシャキッとするようなアレンジです。

来客を待つHomelandのうつわたちも、なんだかとっても誇らしげ。

|Homelandのエプロンを着て、レッスンスタート

午後になり生徒の皆さんが会場入り。先着順にお好きなエプロンを選んでいただき、お花のレッスンからスタート。

ニットのエプロンを着用された生徒さんからは、「とっても軽くて着心地がいいですね!」とお褒めの言葉をいただきました。コンパクトにたたんでもしわになりにくいので、こういったレッスンなど、外出先に持っていくのにも本当におすすめです。ヘンプエプロンも、みなさん素敵に着こなしていただいていました。

|お花への愛情を感じるレッスン

今回のテーマは、「バレンタイン」。
テーブルを彩る “花と料理” で素敵なバレンタインを過ごしていただくためのレッスンです。
お花のレッスンでは、バレンタインギフト用の「フラワーボックス」をつくります。
今回使うのは、市場でも入荷数の少ない貴重な満開のミモザを中心にパンジーやラナンキュラスなど、黄色×白を基調とした春のお花です。

「茎の柔らかいお花は固い茎を使って仮穴を作ってからさしてみてください」と、お花を傷めないように、スムーズにオアシスに刺すコツや、お花を上向きに刺す裏ワザなど、お花への愛情がとっても伝わるアドバイスがたくさん。

説明しながらも、あっという間にアレンジを完成させた奈允子さん。

ラフスケッチも素敵です。

生徒のみなさんも、それぞれのアレンジを楽しんでいらっしゃいました。

|お皿をキャンパスに見立てて

フラワーアレンジの次は、彩子さんによる料理教室です。
「花と料理」のテーマにぴったりの「ブーケサラダ」を作ります。
ブーケサラダとは、その名の通り、サラダを花束のようにアレンジし、華やかな盛り付けをしたサラダの事。サラダボウルにもりもりに盛り付けるものが主流のようですが、彩子さんが提案するブーケサラダは、大皿をキャンパスにみたてて、絵を描くように立体的にアレンジをするというもの。

フラワーブーケで使っていただくのは、Homelandの萩の大皿2色と、斑点柄のリム付きの大皿の3種類。

スライサーでうすくスライスし、水にさらしてカールさせたビーツや緑大根などの根野菜や、タルティーボ、アンディーブ、ウルイなど、色とりどりの野菜たち。
最近は変わり種の野菜を作る農家さんが少しずつ増えてきているそうで、見た目にも鮮やかな、安全でおいしい野菜をたくさんご用意されていました。

それらを使って、彩子さんがお手本を作ります。

アレンジは気の向くまま。同系色でまとめても良し。多色使いにしても食欲そそられる美しいアレンジになります。

バランスの取れた美しいアレンジを、あっという間に完成させました!お料理がそのままギフトになるような、素敵なワンプレートです。

「例えば、写真を撮るときに、どこから見た角度が美しいか目線を決めて撮ると思うのですが、その角度をヒントに、『自分がどこから見たいか』を決めてから盛り付けるとやりやすいですよ」と彩子さん。
フラットな皿は余白を生かして、リムがあるものはそのリムをうまく使ってアレンジすると素敵にまとまるそうです。
自然の色を映したような、淡いトーンのHomelandの萩のうつわが、野菜の鮮やかな色味を引き立ててくれています。

生徒さんにもそれぞれ好きなもうつわを選んでいただき、実践タイムです。
フラワーボックスと同様に、皆さんそれぞれのアレンジを楽しんでいらっしゃいました。

料理教室では、サラダブーケのほかにも、Homelandの土鍋を使った蒸し野菜など様々な季節のお料理をレクチャーしていただきました。
その様子は、Homelandのある風景 「花と料理」イベントレポートVol.2 にて。
彩子さんに特別にご提供いただいたレシピとともにご紹介したいと思います。

梶谷奈允子

NAMIKO KAJITANI 
zero two THREE の代表 / フラワーアーティスト

フォーシーズンズホテル東京大手町およびフォーシーズンズホテル京都の装花全てを担当。

花の姿を最大限に生かすことができるように、植物の根源と向かい合いながら日々奮闘している。

橋本彩子

SAIKO HASHIMOTO
料理家/フードコーディネーター

料理家、栄養士、FOODLETTER主宰。食品メーカーを経て料理業界へ。その後、ケータリングユニットCUELに参加。ハイブランドやオーダーメイドのウエディングパーティーのケータリングの他、雑誌、書籍、CM、映画などの料理製作とコーディネートの経験を積み独立。その後、1年間ル・コルドンブルーでフランス料理の基礎を学ぶ。食材の美味しさと彩りあふれた美しい盛りつけに定評があり、料理雑誌へのレシピ提供、広告のフードスタイリングなどに従事。2022年FOODLETTERを東京・新富町にオープン。自身のスタジオとして料理撮影の他、食材の旬を大切にした市場ツアー付きの料理教室の他、プライベートレストラン、などで精力的に活動中。

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