Homelandのある風景「花と料理」イベントレポートVol.1でご紹介した、「バレンタイン」をテーマとした料理教室。
その料理教室で披露されたレシピを、今回特別にご提供いただきました!
どれも春の旬をたっぷり味わえるレシピです。
ポイントを押さえれば、そんなに難しくなく、美味しく仕上がります。
ぜひチャレンジしてみてください。
レシピ提供:橋本彩子
|カリフラワーポタージュ 蛤のワイン蒸し添え
お野菜と昆布出汁のうまみがたっぷり詰まったポタージュです。牛乳が苦手な方は、豆乳で代用しても。
スープ皿のリムを生かして、旬の蛤を添えた素敵な一皿です。
■材料(たっぷり3人分)
・カリフラワー200g(可食部)小サイズ1個
・じゃがいも(メークイン)小サイズ1個(80g)
・小房に分けてスライス、水に晒したあと、ざるで水気を切る
・バター①15g+②10g
・玉ねぎ小サイズ 1/2個(80g)/薄切り
・昆布ダシ①200cc ※ひと晩水だしした後、鍋で煮出す(沸いたら弱火で20分程煮出す)
・牛乳100cc
・塩、白コショウ 適量、カルダモン又はシナモンパウダー※お好みで
・蛤 2個
・白ワイン+水(余っていたら昆布ダシ)
・カリフローレ 油はひかず、少量の水で蒸し茹でする
■作り方
1. 鍋にバター①を溶かし、玉葱を炒める
焦がさないようにパターを絡めるように弱めの中火で炒める
途中、塩少々(分量外)をふる
*小まめに蓋を閉めながら加熱する事で、野菜の水分を引き出す。(加えた塩が水分を出すのを手伝ってくれます)
2. 1にじゃがいもを加える
バター②を加え絡めて、塩少々(分量外)をふって途中蓋をしながら炒める
木ベラで簡単に潰せる程度の柔らかさになるまで火をじっくり入れる
3. 2に昆布ダシを入れて蓋をして沸いたら弱火にして野菜がくたくたになるまで煮る
ハンドブレンダーで攪拌して滑らかにする
牛乳を加える
4. 小さめのフライパンに白ワインを入れて火をつけて沸いたら蓋をする
口が開いて1分程加熱し、蒸し汁は茶こしなどでこしながら3に加える
味見をして、濃度は昆布ダシで調整し、塩を補い、白コショウをふる
|春野菜のエチュベ
Homelandの土鍋で蒸し焼きにした春野菜。オリーブオイルをたっぷりと使って、強めの火力でお野菜のうまみをしっかりと引き出します。
■材料(3人分)
プチベール6個
菜の花4本
かぶ2個
ブロッコリ、ケールなどや、アスパラ、スナップえんどうなどお好きなものでOK
・にんにく(さっぱりさせたい時は使わなくてもOK)
・オリーブオイル、塩
■作り方
1. プチベールは固い部分を薄く切り落とし、十字に切り込みを入れる。
菜の花も根元の固い部分を切り落とし太い場合は縦半割りにする
かぶは3〜4等分のくし形に切る
2.鍋に多めのオリーブオイルと包丁の背で潰したにんにくを入れ火にかける
弱火でじっくりにんにくを焦がさぬよう. にオイルに香りを移すように加熱する
3. 1をさっと洗って水気ごと②に入れる
全体を混ぜてオイルをからめる
塩をふり蓋をする。中火で加熱する。途中、1、2度上下を返して蓋をしながら、歯ごたえが残る程度に火を入れる
*焦げ目がつくように。弱火にしずぎない事で野菜の水分を引きだし、甘味をが出る
香ばしさも食べごたえにつながる
|チョコレートのムース ベリー添え
彩子さんの料理教室では、いつも「一つだけ簡単なレシピをいれる」ようにしているそうです。時間内に収めるためという理由もあるそうですが、毎日のお料理で、全部のメニューを1から手作りとなると、へとへとになってしまいますよね。一つだけでも「ぱっと作れるもの」を加えるだけでも、ずいぶんと楽になるものです。
レシピは簡単ですが、しっかりと食べ応えのあるデザートです。
■材料(グラス5個分)
・A (牛乳300cc、マシュマロ100g)
・チョコレート(ビター:カカオ率72%)50g
・生クリーム100cc
・ゼラチン1パック
・いちご、はちみつ、ラズペリー、エディプルフラワー各適量
■作り方
1.ボウルにAを入れ電子レンジ600Wで4~5分加熱し、マシュマロを溶かす
マシュマロが溶けたら、別の耐熱容器に一部を取り出し、チョコレートを加え2、3分電子レンジで再び加熱し、チョコレートが溶けたら1のボウルに戻す
2. ふやかしたゼラチンは電子レンジで1分程度加熱し、溶けたら2に合わせる
生クリームも加えて全体を混ぜ合わせ、冷水に当てて粗熱を取り、器に流し冷蔵庫で冷やし固める
3. フォークで濃したいちごにはちみつを適量加えて電子レンジで1分ほど加熱してベリーソースを作る
粗熱は取っておく
4.2にベリーソース、ラズベリー、エディブルフラワーを散らして出来上がり
|ビーツとりんごのスムージードレッシング
「ブーケサラダ」のドレッシングとして、当日のお土産にもなっていたドレッシングのレシピを、このコラムのために特別に提供していただきました!
「飲む血液」とも呼ばれるビーツは、ローカロリーながらも栄養価がとても高く、葉野菜だけでは不足しがちなミネラルをたっぷりと補ってくれます。
スムージーのような食感で食べ応えも満点。ぜひチャレンジしてみてください。
■材料(作りやすい分量)
・ビーツ1個
・りんご1個
・赤玉葱1/4個
・レモン汁1個分
・米酢 150cc
・はちみつ大さじ2杯
・オリーブオイル100cc
・塩 適量
■作り方
1.ビーツは皮ごと柔らかくなるまで茹でる。熱いうちに皮を剝き、ざく切りにする
2.りんごは皮付きのまま、芯を取り除き、ざく切りにする。赤玉葱は皮と芯を除き、ざく切りにする
3.筒型の容器などに、1.2、レモン汁、米酢を合わせてハンドブレンダ又はジューサーなどでピュレ状になるまで攪拌する
塩を加えて、最後にオリーブオイルを少しづづ加えながら更に攪拌して合わせる
※はちみつ、酸味、塩加減はお好みで
オイルは少なめなので、お皿の上でオリーブオイルをまわしかけてお皿の中で味を完成させるイメージで
SAIKO HASHIMOTO
料理家/フードコーディネーター
料理家、栄養士、FOODLETTER主宰。食品メーカーを経て料理業界へ。その後、ケータリングユニットCUELに参加。ハイブランドやオーダーメイドのウエディングパーティーのケータリングの他、雑誌、書籍、CM、映画などの料理製作とコーディネートの経験を積み独立。その後、1年間ル・コルドンブルーでフランス料理の基礎を学ぶ。食材の美味しさと彩りあふれた美しい盛りつけに定評があり、料理雑誌へのレシピ提供、広告のフードスタイリングなどに従事。2022年FOODLETTERを東京・新富町にオープン。自身のスタジオとして料理撮影の他、食材の旬を大切にした市場ツアー付きの料理教室の他、プライベートレストラン、などで精力的に活動中。
NAMIKO KAJITANI
zero two THREE の代表 / フラワーアーティスト
フォーシーズンズホテル東京大手町およびフォーシーズンズホテル京都の装花全てを担当。
花の姿を最大限に生かすことができるように、植物の根源と向かい合いながら日々奮闘している。