XANDER DESIGNS

JULIE SIDE BOARD

TIMELESS COMFORT MASTERPIECE・2025.1.17

ミッドセンチュリー期の北欧家具をオマージュし、アップデート
「XANDER DESIGNS JULIE SIDE BOARD/サンダー デザイン ジュリー サイドボード」

まるでずっとそこにあったかのようにどこか懐かしく、ヴィンテージやアンティークの家具に感じるような愛着を感じられるジュリー サイドボード。タイムレスコンフォートが誇る、サンダー デザインによる人気のサイドボードだ。それもそのはず、ジュリー シリーズは、1950〜60年代の北欧家具を参考に作られているから。今なお人気の高い北欧家具の黄金期の、美しくそして機能的な家具を、現代の技術でアップデートし、甦らせているのだ。素材は木目の美しいポプラ材で、脚部のみラバーウッド材を使用。落ち着きのある深い色合いがミッドセンチェリー期の家具をも彷彿とさせ、高級感と重厚感を感じる。現代の家具にはもちろん、ヴィンテージの家具にもすんなりと合い、繋ぎ役にもなってくれそうだ。他に、よりモダンで明るくナチュラルな色味のホワイトオーク材を用いたものもある。このサイドボードの、どこか余裕さえ感じるエレガントで優雅な佇まいは、精緻なディテールによって支えられている。

美しく、使い勝手もいい巻戸

精緻なディテールのひとつ目は巻戸。開けるとすうっと滑らかに両サイドに引き込まれていく扉は、蛇腹扉とも呼ばれ、ミッドセンチュリー期の北欧家具にもよく用いられた。扉を前に開く必要がないので、サイドボードの前にスペースがなくてもOK。ベッドルームやダイニングなど比較的コンパクトなスペースに置くこともできる。中にはダボで高さを変えられる(3段階まで)棚が付いている。そして横には、スライド式レールにより滑らかに開閉する3段の引き出しも付いていて使い勝手がいい。

角は丸く、真鍮色で洗練を加味

家具の角は全て面取りされていて丸みを帯び、スクエアなフォルムを柔らかく優しい雰囲気に仕上げている。小さな子供が居ても安全だし、安心して使用できるのも嬉しい点だ。3Dの加工技術により、低価格で角を丸くする作業ができるようになったのだとか。
洗練された華奢な脚の先端には真鍮色の金具が施され、このサイドボードをとてもエレガントで洗練された印象に仕上げている。先端にはアジャスターが付き、高さの調節も可能。取っ手も真鍮色で統一するなど、丁寧に仕上げられたディテールの美しさが魅力の、長く愛せるサイドボードだ。

XANDER DESIGNS(ザンダー デザイン)とは

イギリス出身のアレックス・モーランがオーナー&デザイナーを務めるブランド。時代を超えて愛される、エイジレスで高品質なデザインの家具を提案する。

創業者・デザイナー/Alex Moran(アレックス・モーラン)

ANDREW MARTINやRESTRATION HARDWAREなどの家具デザインも手掛ける。多様な人生経験からインスピレーションを得続ける、「Open your Eyes and See」という彼自身の哲学が、ザンダー・デザインの家具の目指す姿ともなっている。

撮影/川上輝明(bean)
スタイリング/洲脇佑美
構成・文/鈴木奈代
アートディレクション/小橋太郎(Yep)