④ デザインの美しさも大切!
MEYER(マイヤー)/ANOLON LUXE(アナロン ルクス)シリーズ
デザイン性と使い勝手の良さを持ち合わせているのが、アメリカのシェアNo.1メーカーのマイヤーのフライパンです。なかでも上位機種のアナロン ルクスシリーズは、強くて美しいフライパンとして、プロのシェフの間でも人気のアイテムです。
使いやすいフライパンを選ぶため、大切な着目点は2つ。「食材の芯までしっかり熱が伝わること」「全体にむらなく熱が行き渡ってすぐに冷めないこと」=熱伝導率の高さと、蓄熱性の高さです。どのメーカーもこのポイントを重視してフライパンを製造していますが、このシリーズは底面に熱伝導率の高い銅の板をサンドすることで、このポイントをクリアしています。
そのちらりと見えるコッパーカラーが、デザインのポイントにもなっています。
使う時も美しく。という視点も大切にされていて、食材をお皿に移すときにソースなどが垂れないように、縁が少し外に広がったフレアになっています。
⑤ すぐれた性能のフライパンがほしい!
BALLARINI(バッラリーニ)/Salina(サリーナ)シリーズ
フッ素樹脂加工にもさまざまなタイプがあり、素材を掛け合わせてコーティングをはがれにくくしたり、金属ヘラが使えるほどの強度に仕上げたりしているものがあります。
マーブル(大理石)やダイヤモンドなどいろいろな素材を使った加工がありますが、このBALLARINIは「グラニチウム」という独自の加工方法で多層に仕上げ、耐久性を高めています。
御影石のようなデザインも相まって、見た目の重量感がありますが、グリーンパンと同様に持ち手とのバランスが良いのでそこまで重たく感じません。
食材への熱の伝わり方が本当にすばらしく、納得の使い心地です。
特にお肉を焼いたときに本領を発揮しますね。中火でじっくり火を入れることで、外はパリっと、中しっとりに仕上がります。野菜でも同じく、中火でも鉄フライパンのようにパリッと炒めることができます。深さがあるので煮込みの時にも使えるなど、バランスの取れた万能選手です。
フライパン5種 比較表
いかがでしたでしょうか。自分の重要視するポイントを整理してみると、もの選びはうまくいきやすいものです。
そして大事なのは、ものだけではなくその扱い方によって長く使えるかそうでないかが決まってくるということがあまり知られていないこと。
どういったフライパンが自分の生活スタイルに合っているのか、ご購入の際の参考になればうれしいです。自分に合った商品選びと、正しい使い方で、長く愛せるものを自分のまわりに少しずつ増やしていきたいですね。