
若狭塗
福井県小浜市の伝統工芸である「若狭塗」の箸です。
箸先が細く作られた28cmの菜箸は、調理から盛り付けまでこれ一つでこなしてくれる万能選手です。
木地に透けた木漆を塗っては布でふき取る作業を繰り返し、木目を生かして仕上げる「拭き漆」によって仕上げた箸は、堅牢製に優れ美しいつやを持ち、使い込むほど美しさが増すという特徴があります。
木地には南米産のマルニカラを使用。
元々の色は茶褐色ですが、経年変化により薄いグレーに変化していきます。木肌そのものが美しく、黒い縞のような木目が出るのが特徴的で、難燃性が高く、防虫防腐処理も必要ない優秀な材木です。
[製品仕様]
漆には雑菌の繁殖を防ぐ作用がありますが、体質によりかぶれる場合がございます。
[取り扱い方法]
食洗機/乾燥機:×
電子レンジ:×
オーブン:×
[サイズ]
W28㎝
[素材]
天然木(マルニカラ)/拭き漆(こげ茶色)・無垢(赤茶色)
[原産国]
日本(若狭塗)
何層にも漆を重ねる若狭塗(わかさぬり)は、江戸時代の初期に中国から伝わった漆器を参考にして作ったのがはじまりとされています。
その特徴は、卵の殻や貝殻などで模様を作り、その上に漆を塗り重ねて研ぐ「研ぎ出し技法」にあります。漆器の中でも独特の風格と重厚感があり現在では美術品として珍重されているものがほとんどで、とても希少な技術です。
現代の暮らしに順応して、箸の加工はウレタンや塗料での仕上げが一般的となった今、Homelandはあえて漆塗りの箸にこだわりました。
「ホームランド(母国)」と名付けられたキッチンツールプロジェクト。日本の作り手たちとの対話を通じ、「使い勝手の良い、長く使いたいもの」を生み出しています。長く愛せる道具を一つでも増やすことで、捨てない、無駄にしない、サステナブル(持続可能)なキッチンを実現して欲しいとの思いを込めました。