日常に寄り添う伝統工芸

「KIWAKOTO」のうつわ

Pickup Product・2022.9.6

「日本の伝統工芸を、誰もが手に取ることができる、日常に寄り添うものへ」。

 「KIWAKOTO(キワコト)」はそんな志のもと、京都を拠点に立ち上げられたうつわのブランドです。

 伝統工芸に魅せられ、長い時間をかけてその伝統と匠の技を受け継ぎ、もの作りをしてきた職人や作家たちが生み出」のうつわは、大量生産される工業製品とは異なる時間や手間を内包しています。そんなうつわはどれも格別なもの。

 ブランド名である「KIWAKOTO(キワコト)」とは、まさにこの「格別であるさま」を意味する日本の古語である「際殊」という言葉を元にしています。そこには、日本で長年受け継がれる伝統工芸品の素晴らしさを、より多くの人たちに伝えていきたいという熱い思いが込められています。

多種多様な表現が 可能な「清水焼」のうつわ

「清水焼」は、桃山時代から茶の湯の流行とともに発展してきた日本の伝統工芸です。その中心地は京都でしたが、当時の京都といえば、日本各地から屈指の名工職人が集まり、互いの技術やセンスを競い合っていた工芸の都市。名工・尾形乾山などの活躍により、技術や技法が磨かれていった「清水焼」は、磁器の隆盛とともにその芸術性を高めていきました。

 さまざまな産地や作り手の良さが交錯するようにして発展してきた「清水焼」に、決まった手順や技法はありません。数ある成形技法と装飾技法から職人や作家が思いや個性を乗せやすいやり方を選び取り、それぞれに工夫を凝らしてゆくからこそ、「清水焼」は個性豊かで味わい深いオリジナルの作品を生み出すことができるのです。

そんな「清水焼」の職人たちによって立体的にモデリングされたのが、「KIWAKOTO(キワコト)」のうつわ。

 無駄を削ぎ落とし、アート性を高めたこのシリーズのうつわたちは、自然の花々の輪郭から成り立つ「古来の文様」にヒントを得て作られています。着物などの柄でもよく見かけるこの文様はすべて、季節を映し出す花々から生まれています。

「KIWAKOTO(キワコト)」のうつわは、朝顔、牡丹、蓮、芥子、菊、椿、梅、百合など、の花々をモチーフにしています。その中から、「TIMELESS COMFORT」のオンラインストアでは「ASAGAO・YURI・BOTAN・TSUBAKI」という日本を代表する4種類の花、そして「雪・空・土・光」の自然を連想させる4色を展開しています。

料理を引き立ててくれる白くマットな質感が特徴な色。釉薬を塗らずに高温で焼き上げているからこその色なのです。

マットな質感にチタンの煌めきがちりばめられた色です。エメラルドグリーンのような色から鮮やかなブルーへと移り変わるグラデーションがとても美しいです。

マットな質感とチタンの輝きの対比が美しく重厚な趣の色です。

一皿ずつ銀粉を刷毛塗りして焼き付けたうつわ。上品な輝きが食卓を引き立ててくれます。

料理の美しさを引き立てるうつわ

「KIWAKOTO(キワコト)」のうつわは、それ自体が美しいばかりでなく、料理を盛り付けたときの見栄えの良さや、毎日の使いやすさまで考えられています。

 

一見フラットに見える平皿は、縁に向けて徐々に厚みを減らしたデザインと裏面にある高台がポイント。この効果で、盛り付けた料理はまるで宙に浮いているかのように立体感に見えるのです。また、皿の表面はまるで陶器のようにマットな質感でありながら、実は高温で焼き締められて「ガラス質」になっているため、シミになったり、汚れが残る心配もありません。

さらに、耐久性の高さも折り紙つきで、その優秀さはレストランなどでの「プロユース」に対応しているほど。だからこそ安心して毎日の食卓に使えるのですね。

いろいろな料理に合わせやすい「土・空」などの色付きプレートは日常づかいにぴったり。シンプルで美しい「白・銀」は、お正月などのお祝いの席や、プレゼントにもおすすめです。

色も形もバリエーションが豊富なので、見た目の雰囲気で洋風、和風と使い分けたり、季節に紐付けて形や色を組み合わせたりと、毎日の食卓を彩ってくれます。

ハレの日もケの日も。

どんな日にも寄り添ってくれるうつわ、それが「KIWAKOTO(キワコト)」です。